日録・明日も平和

平和ボケした僕らのための日録。20代・既婚者・ベース・機材・バンド・ラジオ

20171021 THE BACK HORN @日比谷野外音楽堂

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6年ぶりに野音に行ってきた。前回は第二回の夕焼け目撃者。今回はぼっち参戦ではなく、関東勤務している友人を2人呼んだみた。1人は暁のファンファーレツアー以来、もう1人は前のベスト盤リリースツアー以来という感じ。10年ぶりくらい。マツがたまにラジオとかで言う「少し僕らと離れてた人」の部類にあたるかな。パルス以降の音源は聴いてない様子。ちなみに彼のジンクスで1番好きな「幾千光年の孤独」をライブで聴けない、行かない時に限ってやってるみたいなものがあったが、今日もその例によって聴けず。残念。

2人とも学生時代に一緒にバンドやってたメンバーで、当時から地元にバンドが来たらみんなで観に行ってた。

あいにくの雨模様(メンバーがやれ雨男だなんだのくだりは野暮なので割愛)だったが、開演時刻には小雨になってて、着込んだ雨具のフードは必要ない場面もあった。霧雨みたいな感じでそれがまた一つの演出とも感じられた。第三回夕焼け目撃者と銘打った割に夕焼けは見られなかったが、それはどうでもよい。

 

開演、いつものSEでメンバーが登場。床が雨で滑りやすいからか、栄純は頭をぶん回してハイテンションな登場ではなかった。

1曲目、閉ざされた世界。こう来たか、と息を飲んだ。野音=レクイエムの法則崩れる。だけど、オープニングナンバーにはもってこいだ。

そしてシリウス。前回の野音は東北の震災後の7月だったので、その時にはまだリリースされていなかった。その時の思いを汲んで今回のセットリストに入れたのだろうか、そう勝手に勘繰っていた。

声。やっと友人が分かる曲が来た、と内心ホッとした。ベスト盤の投票にもランクインした今やライブの定番曲。Aメロのベースラインアレンジがここ数ヶ月で変化した。

 

ひょうひょうと。これも投票でベスト盤入りを果たした曲。逆になぜ前回のベスト盤に入らなかったのか、と言う声が上がるほどの人気曲。サビのシャウトがガンガン出てるので、すごく嬉しかった。ここ数ヶ月の将司の声はものすごく調子がいい。

晩秋。個人的には、やっと聴けた…と言う嬉しさしかなかった。前回は初めて観に行った時で、その時はまだ全曲覚えていなかったから。ベスト盤に入ったからにはマニヘブではやれなくなるし、もっとライブでやって欲しい。2Aメロで光舟が手拍子の煽りをしていて珍しいな、もっとやってくれって思った。何かの拍子に栄純が後ろに仰け反って寝ながら弾く昔ながらの姿にもグッときた。

 ベースオクターバーを効かしたセッションからのコワレモノ。「自分自身じゃなにもできませんが"何か?"」が口語的な歌い方だったり、「"野音"辺りで酩酊状態で〜」とファンをニヤリとさせる歌い方が良かった。

将司がギターを持っての扉。これもすごく嬉しい。僕らが初めてTHE BACK HORNのアルバムを聴いたのがヘッドフォンチルドレンだからね。3人とも声をあげた。ここ数年ファルセットを自粛していたのか、もうオリジナル通りには聴けないのかな、とか思ってた。栄純がハモリで補助するように。でも今回はサビのファルセットも果敢にチャレンジしてて、グッときた。ラストサビのベースラインはいつ聴いてもたまらない。

アカイヤミ。今回のライブで唯一のベスト盤未収録曲。イントロ前のセッションでは、光舟がエレハモのトーキングマシーン(オートワウ)とマツはパッドを使ったフレーズを駆使してた。第1回のアカイヤミ前のセッションが年月を経てパワーアップした。機材面で。バックホーンはこういう曲間の演出で毎回ドキドキさせてくれる。好き。

間髪入れずに罠。友人も思わず拳を上げてた。発売以来よくぞここまで歌い続けてこれた曲だなぁとしみじみ。

 

その先へ。ここでやっと光舟は5号機を使用。やるとしたら序盤だろうなぁと思ってたのでびっくりした。2Aメロのベースがグイグイ出るところは光舟もステージ前へ前へと。そして、MVのように大サビの天を指差すところも再現。めちゃくちゃかっこよかった。

将司が黒いストラトを持って、まさか、、とは思ったが枝。アルバム"THE BACK HORN"リリースツアーの時と同じギターを使っている。キーは半音下げてた。まぁ無理もないよね。Dメロの超エモいところにはグッときた。

そこからの美しい名前。発売当初はうーん、と思っていたアルバム"THE BACK HORN"もこの流れで聴くと名盤だったのかもしれない、と思った。霧雨の状況も相まってこの流れ・演出はズルい。完全に天候を味方にしていた。

あなたが待ってる。宇多田ヒカル共同制作・プロデュースであるこの曲は本当に栄純が大切にしているんだな、って宇多田ヒカルのコーラスパートを歌ってる姿を見て思った。友人もこの曲良いねと褒めてた。

 

覚醒。「僕らはいつだって一人じゃない ここにいるよ」というフレーズは当時10周年を迎えた彼らが出した一つの答えだ。どんな時もファンのみんながいてくれるからステージに上がれる。いつだって待っているから。と、闇をくぐり抜けた彼らだからこそ言い切れる歌である。前回の夕焼け目撃者でも披露されたけど、この曲をライブで聴くと泣きそうになる。

孤独を繋いで。今度は20周年を迎えるにあたっての彼らがさらにメッセージを強めた楽曲だ。将司がこの曲を作詞曲したのもデカい。強いメッセージを打ち出すボーカリストの覚悟がこの曲にはある、と思っている。イントロやDメロの「オーオー」も会場中に響き渡った。まさに繋がったな、と。覚醒からこの曲への流れもズルい。

そしてコバルトブルー。もはや欠かすことのできない超ド定番曲ではあるがここ数年でさらに力を強めてきた。毎回グッときてしまう。刹那的な命を歌ったこの曲は、会場を一つにする力が10年前に比べて、特に震災以降で強くなったと思う。彼らがライブバンドである所以の一つがこの曲に詰まってることに違いないと思う。

本編最後はシンフォニア。震災を経て製作されたリヴスコールのリード曲で、「帰る場所はここにあるから何処へでも飛んでいけよ」と歌うようにまた、ライブに来て力をもらってくれ、逆に力をくれとひしひしと感じる。僕がバックホーンのライブに行くことをやめられない理由がこの曲にある。

 

本編が終わって、いやーあの曲たまらんかった〜みたいな話をしていると3人でよく観に行った時のことを思い出した。10年ぶりだったけど、関係性も含め今もあの時の気持ちのままなのかな、と思った。来てよかった。誘ってよかった。

 

アンコール、何処へ行く。CDの帯には、"何処へ行くバックホーン"なんて言われていたが、ここからは明るいな未来へ進むのだと思う。そして、僕らをそこへ導いてくれるのだと思う。

グローリア。最新曲でありながら、コーラスを求めマイクを客席に向ける将司。この光景はなかなか10年前には想像できなかったなぁ、とここでもしみじみ。この曲は栄純作詞曲で、With you〜孤独を繋いでのカップリングで描かれた青春3部作(勝手に呼ばせてもらっている)の延長にある曲だと解釈している。まさに20周年を迎えた栄光を象徴していると思った。

刃。全員アウトロのコーラスを熱唱。大団円を迎えた。

 

全員楽器を置き、ステージの前へ出るが将司が「なんか、名残惜しいなぁ…もう一曲やっていいか!?」と言い放ち、会場も大盛り上がり。このパターンはすごく珍しいなあ。確かにみんなそう思っていただろうし、僕もそう思っていた。栄純は「それだよー!」と言わんばかりに将司と肩を組んでいた。

無限の荒野。僕ら的にも思い出深い曲だったから本当に嬉しかった。突然決まったのかどうかは分からないけど、この曲が断然優勝でした。会場の盛り上がりもすごかった。ちなみに再録ヴァージョンのフレーズは弾いていなかった気がする。そういう意味では本当に突然決めたのかもしれない。ステージを縦横無尽にカニ歩きする栄純がコミカル。そして、コーラスマイクをかじりつく栄純と、コーラスマイクをステージの最前に持っていきコーラスをする光舟の対比が面白かった。

 

MCを抜粋すると、確かこんな感じ。

マツ「(雨予報でありながら本番は霧雨程度になったため)天候にも恵まれたので、今日は伝説のライブになります」

光舟「自分で言っちゃったよ!」

マツ「でもなるでしょう!」

〜終盤〜

マツ「今日のライブは伝説になりましたよね!!」

会場「イエエーーーイ」

 

栄純「(バックドロップの説明)野音はなんか、妖怪がいるようなイメージがあるんだよね」

将司「自然の中にある感じが?」

栄純「そう、夜に家の2階の窓から抜け出すあのドキドキする感じとか…まぁ俺の実家は平家だったけど」

光舟「イメージから作ったな」

栄純「でも、ここにもいっぱい陽気な妖怪たちがいるじゃないか(雨具を着た客を指し)」

 

 マツ「ベスト盤を出すにあたってインタビューを多く受ける機会がありましたが、昔は山中湖で曲作りをして、ひたすら時計を見て飯にならないかなぁと冴えないアルペジオが生まれるのを見たり、人生ゲームをやったりしたことを思い出しました。」

将司「もうなんか文字通り人生を表してたよね。マツは大金持ちになったり、俺はダメダメな人生になったり…(会場笑い)…なんで笑うのさ。笑」

 

あとは、将司がいいこと言ってたけど、忘れちゃった。ちなみに友人曰く、丸くなったなぁと。以前、将司はあんなに喋らなかったし、昔はもっと緊張感あったと。でも、今が悪いわけではないし初期の曲たちは変わらないパワーがあったし、将司の「また会おうぜー!」に拳上げてたし、その横で俺は泣いた(これは嘘)

このライブは間違いなく伝説になったし、そこに立ち会えたことにすごく喜びを感じた。そして今回のセットリストによってリリースしたベスト盤が間違いなく"ベスト盤"であることを証明したと思う。

こりゃ、20周年目の活動にも注目だな。だけど、その前にまずはマニヘブツアー、11月3日の名古屋楽しみにしています。野音のライブを経てどんなセットリストになるかすごく楽しみ。

 

「KYO-MEIワンマンライブ」〜第三回夕焼け目撃者〜
1.閉ざされた世界
2.シリウス
3.声
4.ひょうひょうと
5.晩秋
6.コワレモノ
7.扉
8.アカイヤミ
9.罠
10.その先へ
11.枝
12.美しい名前
13.あなたが待ってる
14.覚醒
15.孤独を繋いで
16.コバルトブルー
17.シンフォニア


En1.何処へ行く
En2.グローリア
En3.刃


WEn.無限の荒野

 

以上、ライブレポでした〜。