【ネタバレ有り】20171103 THE BACK HORN@マニアックヘブンツアーVol.11 名古屋公演
またまたTHE BACK HORNのライブに行ってきたの巻。前回はベスト盤リリースライブだったが、今回は、その真逆。ファンのみぞ知るマニアックな曲たちのみを集めて披露するライブ、マニアックヘブンに行ってきました。珍しく名古屋が初日!地元民としてはとても嬉しい。会場は今池BOTTOM LINEは結構老舗のライブハウスで、バックホーンがここでワンマンライブをやるのは初らしい。(前回はlocofrankのゲストだったような)
初日なので、タイトルにも書きましたがネタバレしかありません。ここから先は気をつけて。
会場に着くと早速マニアックヘブンのマスコットキャラクター・マニアッくんがお出迎え。とうとう着ぐるみになったんですね。
絶妙なゆるさ…。
物販では、マニアックコインチョコとTシャツを買いました。Tシャツは衝動買い。普通の白Tシャツではなかったので、つい…。決闘披露宴とか、暁のファンファーレツアーTみたいなやつ。(ファッションに詳しくないから全く表現が分からん)
続いてギャラリー。
ここだけ撮影OKでしたので、前の列の人を撮りがてら撮っていただきました。俺はピラミッドポーズ。
1998→2017までの曲名をメンバーが筆書きしたものをフラッグ?暖簾?にしたものとかが飾られていた。字にそれぞれの個性が出て面白い。
CDジャケット原画とかも何回見ても飽きない。またメンバーの作品をCDジャケットにして欲しいなぁ。個人的に好きなのは、シングル「未来」かな。美しいから。今回は飾られてなくて残念。
ギャラリーとバーカウンターが混在してて、結構混み合ってた。構造上仕方ない。
開場して、会場内にてマニドリンクをいただく。
左松田作・ホログラム、右山田作・何処へ行く。両者ともアルコール。ホログラムはハチミツの風味が遠くでしたけど、なんのお酒かは分からず。何処へ行くは明らかに芋焼酎の味がした。それ以外は分からず。
オリジナルのSEにてメンバーの登場。SEは2部構成のもので前半は加工した音声で「マニアックヘブンへヨウコソ… ミナサマ…サイゴマデオタノシミクダサイ…」みたいな感じ。後半は銃声混じりのアジト感のある音楽で、栄純が忍者のように登場し、ギターを銃に見立て観客を撃ってた。光舟にも撃ってて、光舟は撃ち返してた。
そこからのハッピーエンドに憧れて。ジャジーなドラムのカウントだけで歓声が上がるのがマニアックヘブンの特徴。以前マツがやってた「渋谷のラジオ」でメールアドレスを送った際に"ハッピーエンドに憧れてをまたライブで観られるのを楽しみにしています。"と送ったからやってくれたのだろう、そう信じよう。キーは1音下げてるのかな。半音下げ機材を使用。マニヘブはこういうキーを下げてでもやってくれる曲が多いのも特徴。
そして、証明。ま・さ・か、である。太陽の中の生活ツアー以来じゃないか??イントロのベースは、ブリッジミュートしながらピック弾きのフォームだった。ピックは使わず、おそらく爪弾き。なかなかレアである。他の曲でいうと赤眼の路上でやるくらい。会場もゆらゆらとノリノリと熱が上がっていた。
間髪入れず、真冬の光。あぁ、これも10年振りくらいに観るんじゃねぇか、ってレベル。Dメロの「アァー」っていうコーラスが良かった。この曲はタンバリンも使ってて、ハイハットの左上に設置されているのも確認できた。
異国の空。前回マニヘブで名古屋に来てくれた時にもやってたし、B面ツアーの時もやってた気がする。将司がギターを持ってイントロのアルペジオ、1サビ後のギターソロを弾いたりしてた。この時は、赤いテレキャスター。
白い日記帳。フロアタムのフレーズが1小節叩いただけで、歓声が上がり観客は縦ノリに。これも以前のマニヘブ名古屋のとかにやってて、懐かしさすらあった。
新世界。実は物販並んでる時にリハの音が聴こえてたけど、これも最高だよね。凝った曲構成(マツによるラップ、光舟の口笛ソロ)がマニヘブらしさをさらに引き立てる。マツの声がすげー通っててテンション上がった。ベスト盤の投票はしなかったけど、かなり個人的に好きな曲。すごく嬉しかった。将司は赤テレキャス。
楽器隊3人が目を合わせ、少ない音数で勝負するようなセッション。ここですでに歓声が上がってたが、ハイハットのカウントからの怪しき雲行き。そりゃテンション上がるわ。テンポもやたら変わるし、こんなに変な曲でモッシュが起こるバンドもなかなかいないと思う。
光舟がフレットレスに持ち替えて、ミスターワールド。ライブで聴けるのは初めてだ。フリーダムに演奏していた栄純が印象的だった。この頃の曲ってコード進行が全然教科書通りじゃなくて、だけど歌メロはキャッチーっていう謎すぎるパワーがあるんだよな。バックホーンが、20年続けられた理由がよく分かる気がする。アウトロの延長セッションが激アツだった。このままカラビンカとかやったら面白そうだなぁ〜っと思った。
が、その期待を超えてきたのは、運命複雑骨折!それまでは後ろの方で観てたんだけど、マツのドラムフレーズを聴いた瞬間、モッシュピットにいた!サビのベース鬼フレーズを間近で見られて感動。特にラストサビは全観客でスタンディングオベーションしなければいけないレベル。
負うべき傷。キーを下げてるのか、ハイフレットのフレーズがあるからか光舟は5号機を使用。レコ発ツアー以来に見られてすごく良かった。
ガーデン。ベースは去年の銀河遊牧会があってからか、フレットレスを使用。キーは半音下げだったかな。将司は黒ストラトを使用。
砂の旅人もライブで観られるのは初だな。1番はスネアのスナッピー外してタムと組み合わせてコントラバス風に(スティックも先端に布の玉がついてるやつ使ってた)、ベースはハーモニクスのみという独特な演奏。今のバンドでこんなに生の楽器でアレンジ利かすバンドも珍しいよな。
そこからの旅人。旅人続き。ヘッチルツアーの頃はまだライブに行ったことなかったからここで観れて感激。それにしてもヘッチル期の贔屓がすごいな。
青空。キーは半音下げ。だけど、終盤にこの叫ぶような歌をやるのは激アツ。ちなみにベースラインに注目すると、旅人、青空と3.3.2奏法(1小節の8分音符を3.3.2.に分ける光舟得意の8ビートフレーズ)を駆使している曲が続いている。
イカロスの空。ここでまだぶっ込んでくるかーー!!!って感じ。これも半音下げにしてた。できれば次回は木琴ソロも頼む…。ていうか、普通のライブのレギュラー入りしてほしい。
共鳴。KYO-MEIライブで久しく聴いていないのに、マニヘブで聴けちゃうというね。間奏のジャジャッ、ジャジャッってところに「オイ!」を入れて、ジャジャ「オイ!」ジャジャ「オイ!」みたいなコールアンドレスポンス的なやり取りがアツかった。将司が客をガンガン煽ってた。 因みにこの曲も半音下げてた。
メンバーが一旦捌ける。会場からは鳴り止まない拍手。途中、「マニアック!マニアック!」という掛け声が聞こえてきましたが、、流行りませんでしたね。そりゃそうだ。
アンコール。まだライブでやっていないというので、夏の残像。結構泣きそうになるやつ。光舟はフレットレス。結構和音使いまくり、モタっとしたベースラインが独特なグルーヴ出してる。将司はアコギ持ってた。
天気予報。マツがボーカル、栄純がベース、光舟がギター、将司がドラムボーカルの変則編成。2番の「幸せになってくれなんて嘘だ〜!」のところで歓声が上がったのは言うまでもない。光舟がギターを背負う時にストラップが汗臭くないか嗅いでた。
「もう終わっちまうぞ〜」といいつつ始まったのはピンクソーダ。マニヘブといえばやっぱりこの曲だよね。モッシュピットはすごく縦ノリだった。
さらば、あの日。この曲は欠かせないよね…。ラスサビ前のBメロでは将司がマイクを客に向けて歌わせるというシーンも見せた。
あー、すごく名残惜しい。あっという間に終わってしまった。もうあと5曲くらい聴きたかった。
セットリストについてなんだけど、夏の残像以外の曲は全部キャリア前半10年の曲で固定されていた。10月に発売されたベスト盤Disc2の選曲に合わせてるのかな?なんて思った。
他の公演も行きたいなぁと思わせる1日でした。でも、今年はこれがバックホーン納めです。また、来年の活動も楽しみ。シェルター招待ライブ当たれ〜!
最後にMC抜粋とセットリストです。
- 松田「("マニアック"とはをなにか突き詰めるがあまり)一回脳裏を過ぎったのが、機材を全部搬入して片付けて帰るだけっていう」
- 山田「(自身作成の)ドリンクは一旦美味しいのが作れるのよ、そのあと、マニアックさを探求して…いいんだよ、俺の立ち位置はアレで…。分かってんだ…。」
- マニヘブギャラリーでジャケットの原画があってっていう話のくだりで、栄純がスマホとかだと画像をズームしても"ザラザラ〜ってなる"みたいな表現してたけど、画質荒くなるって表現は世間的にはザラザラなの?月曜から夜ふかしでもディレクターが"ザラザラ"って表現してた。
2017.11.3 THE BACK HORN マニアックヘブンツアー vol.11 @名古屋BOTTOM LINE セットリスト
1.ハッピーエンドに憧れて
2.証明
3.真冬の光
4.異国の空
5.白い日記帳
6.新世界
7.怪しき雲ゆき
8.ミスターワールド
9.運命複雑骨折
10.負うべき傷
11.ガーデン
12.砂の旅人
13.旅人
14.青空
15.イカロスの空
16.共鳴
En1.夏の残像
En2.天気予報
En3.ピンクソーダ
En4.さらば、あの日
以上、今年最後のバックホーンライブレポでした〜。